友人兄 プチ引きこもり30年?
友人のおうちの話です。
友人は二人兄がいて3人兄弟です。一番上の兄は結婚し東京から離れたところに住んでいますが、
真ん中の兄、友人、父、母で一緒に住んでいるのです。
この真ん中のお兄さん、大学卒業後就職したのですが、すぐに退職しその後一度も働くことなくずっと実家に住んでいるのです。(友人は一度一人暮らしもしましたが、今は実家に住んでいます。)
当時友人は、真ん中のお兄さんのことを結構心配していました。
「人が怖くなっちゃったみたいで、近所の外出はするけど遠くはいけないし、もう働くことはできなそう。精神的に辛そうだし。この先ずっと家にいるってことは、将来私が兄の面倒みるってことになるのかな?」と時々話していました。
ちなみに、お兄さんが退職した直後は、親も心配から早く働けと喧嘩も多かったようですが、その後両親も怒ることはなく関係は良好だったようです。
友人父 要介護となり
そんな友人父も、高齢となり病気も重なり、今は要介護状態となってしまったようです。
認知症もあるようです。
今まで入院していたようですが、入院日数の問題もありとうとう退院を迫られたようです。
しかし、一人でトイレも行けずさらに認知症もある父が返ってくることに、友人もお母さんも途方に暮れていたようなのですが、なんとプチ引きこもりの兄が、ここでものすごい力を発揮してくれたようなのです。
病院とのやりとり、自宅介護のために必要な介護申請、ケアマネジャー選定、介護サービスの内容、事業所選定などなどを、てきぱきと、今までプチ引きこもりだった兄が率先してやってくれたそうです。
さらに、不安やストレスを感じている友人やお母さんにも、頼もしい声掛けをしてくれているようです。
この話を聞いて、適材適所ってあるんだなーと強く思いました。
自分が得意で嫌じゃないことを見つけることが一番重要
自分がどんなにがんばっても、それが求められていなければ意味はない。
自分が一番高く評価される場所を見つけるのが結局一番重要だなと強く思う。
よく言われてますが、個人の努力なんてほんの少しで、自分が輝ける環境を探すのが重要らしいですね。場所と周りの人が変われば、自分への評価も大きく変わる。良いと評価されることもあれば、酷評される場合もある。
だから、うまくいかなくても必要以上に自分を責めなくてもいいのだと思います。
プチ引きこもりになって30年のお兄さんですが、今は家族から頼られているってすごいことです。
なんか、ものすごく希望を感じたので記事にしてみました。
発達凸凹息子の今後が常に心配過ぎて、余計に希望を感じているのかもしれないです。

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