申請後半年以上経過して通級許可
申請後半年以上経過したある日、ポストに区の教育委員会からの手紙が入っていました。通級の許可が出たのです。我が子はWISCの結果、処理速度指標が非常に低く、得意な言語理解とは差が40以上あるのです。スクールカウンセラーに通級申請をすすめられたものの、待機者も多く申請が通るかどうかは不明と言われていたので、あまり期待はしていませんでしたが、許可がおりました。ありがたいです。
当初私は魔法をかけるわけでもないのだから、すぐには効果は期待できないだろうと思っていました。しかし、劇的に息子は変わってきたのです。
通級って何やるの?
本人には、「早く字をうまくけないとイライラしちゃったり不安になることあるでしょ?そういうのを、学校で週に1回1時間だけ、授業を抜けて特別に先生が教えてくれるところがあるんだよ。ママはそこでいろいろ勉強できたらいいと思うんだよ。自分の味方が増えることにもなるし、やってみない?もしいやだったら途中でやめてもいいし。」と伝えてみました。すると、「ふーん、ママが行った方がいいっていうなら行ってみるよ、じゃあ」という感じであっさり納得してくれました。学年でも何人か通っているので特に抵抗はなかったようです。でも、長女にこのことを話したら、「あの教室行くの?私はちょっと行ってほしくないな。だってあそこに通ってる人についていろいろ言う人もいるからね」とのことでした。まあそういうこという子もいるだろうね。でも、息子にはプラスになるかもしれないから通うことにしました。
通級では、その子の特性からくる困りごとについて、担任、通級の先生、親と今の課題、目標、指導内容を相談して決めていきます。我が子は、アンガーマネジメントや、同じ学年で通級に通っているお友達とゲームを通して対人関係を学んでいくことになりました。
通級の先生は、まず視点が違います。「苦手なことを得意にすることはできない。でも、普段の生活で自分も周りも困らない方法を一緒に探していくのです。」と。なるほど先生曰く、息子は言語理解が高いので、論理的に説明して納得できれば多少面倒くさくても仕方ないという結論になりやすいそうです。
ただし、息子の学校は常勤で通級の先生が常にいるわけではなく、3から4校で一つの単位として先生が複数人勤務しているという感じでした。なので、先生の会議や研修などの出張があったり、学校の行事が重なると貴重な授業がそのたびになくなるので、実際の授業はその半分?くらいだったかもしれないです。息子は学年の途中からのスタートだったので、週に1時間でしたが、次年度は集団指導も増やしてくれることになり、来年度からは週に2時間に増えることになりました。ありがたい。
一人一人の特性に応じた指導でこんなに劇的に変わるんだということを知った今、希望者が皆利用できるようになってほしいと思います。
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がんばれ