通級指導は母も救う

こども

 目から鱗が落ちまくる

 通級指導では、定期的に通級の先生とも面談があります。先生からは、自分の思いを正直に話しすぎる所がある。人によってはその言葉に傷つくことがあるが、そこまで考えが及んでいない様子。あと、他人から自分がどう思われるか?という視点が足りない。とのご指摘がありました。引き続き指導をしていきますとのこと。

 私から、先生に相談を一つしました。息子の精神的不安定は、担任の先生の厳しい指導もきっかけの一つではあったので、私は息子にとって担任の先生の厳しい指導は負担になっていると思い込んでいるところがありました。しかし、違ったのです。

 ある日、「先生ってすごく厳しいよね」と息子に言いました。すると、「そうだよ、先生はすごく厳しいんだよ。でもね、僕が知らないことをたくさん教えてくれるんだよ。それに学校でトラブルが起きたときには、先生は必ず解決してくれるんだよ、だから僕は先生を信頼してるんだ」と息子が言ったのです。これには本当に驚きました。

 この件について、通級の先生に「息子と自分の認識がこんなに大きく違っていたことに非常に驚いた」と伝えたところ、「初めは確かに厳しい指導が本人に負担になっていただろう。でも、担任は厳しいが非常に善悪の基準がしっかりしており、本人にとって理解しやすい人なんだと思う」とのこと。この言葉に私は目から鱗がぼろぼろと落ちました。なぜあんな厳しい先生なのについていけるんだろうと思っていましたが、本人にとっては厳しいか厳しくないかは、あまり関係なく、基準が明確であることが大切であるということに気づかされました。

 通級指導は、本人にとってだけでなく、親にもいろいろ知らないことを気づかせてもらえます。これについては想定していなかったので、本当にありがたいと思っています。やはり、専門の先生の指導は視点が違うので勉強になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました