学校や担任は簡単に変えられない

こども

息子は小学3年で急に自傷行為が始まり。一時期学校に通えませんでした。
今はさまざまな環境調整によりほぼ元通りになり、学校も通えています。ですが、ここまで来るには結構大変(泣)でした。今回は特に大変だった担任(学校)との交渉についてまとめてみます。

担任との交渉で必要なこととは

スクールカウンセラーは、「クラスに入れない時は、保健室や図書室などで別室対応できるように担任や校長に言っておきます」と言ってくれましたが、実際は「特別対応できない」と担任から言われました。職員不足で対応が難しいようでした。

そこで、どこまでなら配慮してもらえるのかについて、非常に悩みながらの学校との交渉が始まったのです。

まず、大前提として、学校やクラス、担任の先生は、簡単には変えられないということです。

息子の場合、担任の厳しい指導が自傷行為のきっかけの一つではあったので、私は正直担任を変えてほしかったです。

が、現実はまあ難しいです。

なので、粘り強い交渉が必要です。

児童精神科医にアドバイスを仰いだら

主治医に学校との交渉について相談してみました。医師の意見書のようなものがあれば、強いかな?と思ったのです。しかし、意外にも?主治医からは、こう言われたのです。

「いきなり医師の意見書とかを持って行くのは得策ではない気がします。今までの他の患者さんのケースをみても、まずは、両親が担任に合理的配慮をお願いしたいと申し出て、それでもどうしてもやってもらえない場合に、医師の意見書は次の手段にとっておいた方がいい」と言われたのです。。。

ちょっと驚きました。が、いきなり医師の意見書を持ち出すと、学校としてもびっくりする?ようで、初回にやる手段としてはあまり適切でないようです。。。

いざ担任へ配慮依頼すると。。。

ということで、まず、担任に面談を申し込みました。

面談で伝えたことは、こちらです。

  • WISCの結果、書字が難しいので、テストでは多めに時間が欲しいこと。小さい字を書くのが難しいので、枠からはみ出してしまうが了承してほしい。
  • 聴覚より視覚優位であるため、一斉に口頭指示だけでは動けない。なので、メモを渡すなど視覚で確認できるようは配慮をお願いしたい。
  • 目と手の協調性が低いので、リコーダーなどが苦手である。一応自宅でも練習するが、努力してもできないこともあるので強く叱責などはしないでほしい。

    とお願いしました。精神科医師からもこのような配慮が必要と言われているとも伝えました。

あと、できれば両親二人で面談に行った方がいいと思います。真剣度が伝わる気がします。。(これは私の個人的に感じたことですが。)

親の願いを聞いた担任は、なるべくそのような対応をとれるようにやってみる。席もいつも先生の目の前の席にしてくれていると。

ただ、テストの時間を延ばすことについては、他の生徒からいろいろ言われる可能性はあるのでそこがやや心配と言われました。

終わってみて感じたこと

初めは、自傷行為のきっかけが担任の厳しい指導も一つにあったので、担任に良い思いは正直持てていませんでした。でも、継続してお願いをしていくうちに、担任もできることとできないこともあるけれど、できることは協力してくれるようになりました。

学校での様子も定期的に電話をくれるようになり、私も担任への嫌な気持ちが徐々に薄らいでいきました。まあ、正直好きか?と聞かれれば、分かり合えないところもありますが、お互い徐々に歩み寄った結果、息子にとっていい環境を作ってくれましたので、今は感謝しています。

筆算の線が曲がっていると×とか正直私には理解できないところもありますが、いきなり校長に訴えても、良い解決策になるとも思えなかったので、苦しいながらも歩み寄りました。

もちろん状況によっては、校長や時には教育委員会に掛け合う必要があることもあると思いますが、まずは親と担任で話し合うことも大切かなと思ったので記事にしてみました。

今年は、担任もクラスも変わったので、母としてはうまくやっていけるのかまたまたヒヤヒヤしています。ずっと心配は続くのでしょうか?はー、心配はつきないです。。。。

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