今度、家族で3泊の旅行に行くことになりました。
そこでネックになるのが、息子の塾の宿題です。 旅行中は宿題ができないので、「旅行の前後でいつもより多めに宿題をやっておかないと終わらないよ。旅行前に多くやっておきなさい」と息子に提案しました。
すると、しばらく考え込んだ息子から出た言葉は……
「ママー、僕、旅行に宿題持っていくわ。ホテルで勉強するから」
……はー? なんで??
私としては、「旅行中は思い切り楽しめばいいじゃん!」と思うわけです。 別に今すぐ受験を控えているわけでもないし、切羽詰まっている状況でもありません。 行く前に少し多めに頑張っておけば、旅行中は手ぶらでスッキリ遊べるじゃないか、と。
でも、処理速度が低めの息子にとっては、どうやら違うようです。
一度にたくさんこなすのは大の苦手
彼は、毎日決まった量を平均してこなすことはできても、「一時的にたくさんの量をこなす」というのが非常に苦手。 一度やり始めればものすごく早く終わらせる力はあるので、親からすると「さっさとやっちゃえばいいのに」と思ってしまいます。
ですが、息子的には「ゲームをしたりお菓子を食べたりしてリラックスしてから、『さあ、はじめるぞ!』と自分で決めてから取り掛かりたい」という強いこだわりがあるようです。 自分のペースやルーティンを崩して、一度に大量のタスクを詰め込まれることは、彼にとってものすごいストレスになるのだとか。(これは勉強に限らず、音楽のリコーダーの練習などでも同じ傾向があります)
だから、ペースを崩さないために「旅行中も持参してやりたい」という結論に至ったようです。 正直、私からすると本当に意味がわかりません。
ただ、感心する部分もあります。 彼は彼なりに、かなり考えてスケジュールを組んで勉強しているのです。私が細かくスケジュールを管理しなくても、自分で計画を立てて実行できているのは、純粋にすごいなと思います。まさか旅行先にまで持っていく計画を立てるとは思いませんでしたが……。
スイッチが入ったときの凄まじい「過集中」
そしてもう一つ、息子の不思議なところがあります。
「今やる」と自分で決めたら、周りがどんなにうるさかろうが、完全にシャットダウンして黙々と勉強を終わらせるのです。 リビングでテレビがついていようが、家族が横でペラペラ話していようがお構いなし。驚異的な集中力でタスクをこなします。
自分のペースを絶対に崩したくないこだわりと、スイッチが入ったときの周囲を気にしない過集中。
これも、発達凸凹の特性なのでしょうか。 親の理解を超えてくる行動に戸惑うことも多いですが、彼なりに考えて出した「ホテルで勉強する」というスケジュールを、今回は尊重して見守ってみようと思います。

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