”君たちはどう生きるか”を見て
少し前ですが、ジブリ映画の「君たちはどう生きるか」を家族で見ました。
世間の評判は「抽象的過ぎてよくわからなかった」という意見と「すごくよかった」という意見もありいろいろ分かれているようです。
私は後々まであれはどういう意味だったんだろう?と気になってしまって、結構ハマってしまいました。特に、我が家の子供たちの感想が違いすぎて興味深かったのでまとめてみます。
発達凸凹息子の解釈
息子には、難しかったようです。
以前、この映画の元本「君たちはどう生きるか」を買って読ませていましたが、その本も結構難しくて「ちょっとわからなかった」と言っていました。
今回のジブリ映画も、真人が自分で頭を石で傷つけたときに、「もしかして、みんなに構ってもらいたいのかな?」とか、母親が死んですぐに父親が母親の妹と結婚して、急に新しいお母さんが来ることに、「なんでだろ?わかんない」と言ってました。
「戦争中は、家と家の都合で本人の気持ちはあまり関係なく結婚させられることもあったんだよ」と言ったら、「え?そんな急に違うお母さん来てもこまる。ママ絶対死なないでね、僕そういう風になったら本当に困るから」と言ってました。
最後まで見てましたが、夏子が産屋に入っていくこととか、ひみが真人のお母さんということはおそらく、あまりわかってなかったと思います。特に疑問も感じてないかも。
終わった後、「面白かった」と言っていたけど、、、。
勘のいい娘の解釈
一方で、娘の勘の鋭さにはびっくりしました。
わらわらを食べるペリカンをひみが火で追いやるシーンを見たときに、「あ、これ真人のお母さんの若い時じゃないかな?」と言ったのです。
あのシーンでは、まだ真人のお母さんとわかる描写はなかったと思うのですが。
なんでそう思ったの?と聞いたら、「夏子に似てるけど、髪の毛が黒かったから」と。
そして、老婆キリコが異世界では若いままなんですが、若いキリコが出てきてすぐに、「あ、これさっきのおばあさんだよね。洋服が一緒だもん。」と。。。
すぐにいろんなことに気づく娘。。なかなか勘がいいわね。
あと、異世界の塔には真人の血筋の人しか入れない?のに、キリコも入れたというのは真人の血筋なのか?とかもぶつぶつ言ってた。(異世界には血筋じゃなくても入れるけど、異世界を治めることはできないってことでしたっけ?)
私も辻褄が合わない部分が出てくるから、この映画はまだよくわからないことがたくさんだけど、それにしてもよく、いろんなことに気づくなと感じました。
娘と息子の感じ方が違って、興味深いです。
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