ひっ算の線が曲がってると×
息子は小学3年生夏休み後、急に自ら頭や顔、手を殴ったり叩き始め、一時期不登校になりました。その後、環境調整や内服治療などによりほぼ元通りとなり、今は通級も利用しながら学校には行けています。
息子がおかしくなるきっかけの一つが、担任の厳しすぎる指導でした。ひっ算の線が曲がっていると答えが合ってても丸にならなかったり、漢字の書き取りがとめ、はね、はらい、バランスが整っていて、かつ早く書くことを求められ、できなかったのです。
その後WISC検査で処理速度指標が非常に低く、得意な言語理解と差が40以上あることがわかりました。
通級申請をしましたが、許可が下りるまでかなり時間もかかったので小学4年の進級時(去年4月)にはまだ利用できていませんでした。なので、4月は全クラス担任もクラスも変わる予定だったので、担任が変われば少し良くなるかな?とその時の私は期待していたのです。しかし。。。。。
進級で担任変更願うが叶わなかった。が、、、
なぜか、息子のクラスだけ担任の変更がその年になかったのです。。。他のクラスは全部変更したのに。なぜ?非常にショックを受けましたが、もはや決まったものはどうにもならないし。。。
幸い、息子は特にその先生をその時、変わってほしいとも思っていないようでした。
親はショックを受けましたがまあ、そんなこともあるよねと気を取り直し、引き続き担任には一斉指示は口頭では聞き漏らしてしまうので、個別声掛けや目で認識できるようにメモを渡してもらうことや、漢字テストは少し多めに時間が欲しいことを精神科医より指示されていると、配慮をお願いしました。
厳しいけど基準が明確であることが本人にとっては、理解しやすい先生だった?
その後、小学4年の秋に通級の許可が下りました。個別指導が週に1時間開始し、劇的に本人は変わりました。
ある時、私は息子に、「担任の先生さ、すごく厳しいよね。やり直してもやり直してもなかなか合格もらえないじゃん?大変だね」と漏らしたら、
「ママ、先生はすんごく厳しいよ。でもね、僕の知らないことをたくさん教えてくれるんだよ。学校で困ったことがあるとなんでも解決してくれるんだ。だから僕は先生のことを信頼してる」と言ったのです。
もう、本当にびっくり。。。。
その後、通級の先生に、「親と息子の認識がここまで違っていることに非常に驚いた」と伝えたところ、息子にとっては、優しいか厳しいかは関係なく、指導の基準が明確であることが非常に大切なんだと思う。だから、担任の先生は、今となっては合う先生になったんだろう」との見解を教えたもらいました。
なので、先生と合わないことがあっても、こちらの要望を医師の指示や検査結果から合理的配慮をお願いしたり、いい関係を作れるようにしていけば、もしかしたらうまくいく可能性もあると思います。
担任や学校は簡単に変えられないので、かなりストレスになりますがお互い歩み寄れるように努力することが大切かなと思っています。どうがんばってもいい関係が作れない時は、スクールカウンセラーや他の先生、養護の先生などにも入ってもらって話すなどもいいかもしれないです。
親がお先真っ暗と思っても、案外子供は前向きな時もあるようです。担任が変わらなくてつらいという声もちらほら聞いたので、こんな場合もあるということを知っていただきたいと思いまとめてみました。
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