学校は勉強だけじゃないよ、給食も休み時間も含めていいんだよ

こども

息子が変わった 通級の先生の一言

 今まで息子に「学校楽しい?」と聞いても、毎回「大変、すごく大変なんだ」という返答でした。「友達ともうまくいってないのかな?」と心配な母。そんなある日、通級の先生の一言で息子が変わった瞬間があったので、振り返ります。

 まず先生に1週間の間の調子などを聞かれ、話しています。

「運動会とかいろいろ行事があって大変だった。」と息子。

「大変だったね、でも学校で楽しいこともある?」と先生

「学校は大変。すごく大変だから疲れる」と息子。

「学校は、授業の勉強のことだけじゃなくていいんだよ、休み時間に友達と話したりする時間も給食の時間も全部含めていいんだよ」と先生。

「えーそうなの?それなら楽しいに決まってる。」と、驚いた顔で答える息子。

 そうです。先生のこの一言で、息子の学校に対するとらえ方が変わったのです。

「は?意味不明」と感じるかもしれませんが、この一言がきっかけになったと思います。息子の中で、学校イコール勉強という固定観念があり、苦手なことも全部ついていくのは、本当に辛いという認識だったんだと思います。特に黒板の板書やリコーダーが苦手なのです。

でも、先生から「勉強以外の時間も学校なんだ」ということを聞いて、その瞬間から学校イコール楽しいこともたくさんあるという認識にスイッチが切り替わったんだと思います。親からすると、学校はいろんなこと含めて学校でしょと、当たり前に思いますが、子供にとってはそうではなかったんですね。

後ほどスクールカウンセラーに伝えると、そういうことはよくあるそうです。例えば、友達たくさんできた?と大人が聞いても「できない」と答える子供は、どうやら友達イコールずっと一緒に行動する子みたいな認識があり、少しでもそこから外れたものは友達じゃないとおもっているということもよくあるようです。

何気ない一言で、物事のとらえ方を変えることもあるんだなと、びっくりしました。通級の先生ってすごいんだなと常々思います。

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