児童精神科医がアツくなりすぎて学校をぼろくそに言った時、息子が放った一言

こども

学校と交渉するのが親の役目だ

息子が自傷行為により学校に行けなくなった時から児童精神科にお世話になっています。息子の主治医は、ものすごくアツい先生なんです。初診の日、実はちょっとびびりました。

精神科初診は、時間を取ってじっくり話を聞いてもらえます。詳しい問診票を事前に記入し、さらに母子手帳や学校の通知表やテスト、ノートなども持参した気がします。

先生は、まず息子に話を聞いていました。

「私はここで医者をしている○○です、君ははるばるここまできたのはどういう理由かい?何か困ってることがあるのかい?」と先生。

「僕すごくイライラするんです。自分で頭とか顔、手とか叩いちゃう。」「あと字が書けなくなった」
「思うようにできない」というようなことを息子が先生に訴えました。

その後、親から詳しく話を聞くというスタイルでした。

小学校3年の夏休み前までは普通に学校に行けていた。勉強も今までは問題なかったと思う。9月過ぎて急におかしくなった。きっかけは、担任の漢字書き取り指導が厳しく、何度書き直しても丸がもらえない。算数もひっ算の線が曲がっていると答えが合っていても丸にならない。など先生の厳しすぎる指導がきっかけかと感じることがあると医師に伝えました。

すると、医師が大きな声で、

「この子はどこも悪くないですよ。学校がおかしいだろ、ただのストレスによる症状が出てるだけだよ。はっきり言わせてもらうと、あなた方親は、おかしい学校に言いに行かないのか?漢字のトメ、はね、はらい、バランスなんて完璧に書くのは無理だよ。ひっ算の線が曲がってるとかおかしいだろ。
担任がおかしいだろ、学校と交渉するのが親だろ!」とものすごい勢いで言ったのです。

唖然として言葉が出なかった私と夫。。。

そこで、急に息子が発言。

「僕の先生はそんなにひどい先生じゃないよ。優しい時もある先生だよ」と言ったのです。

この一言で血気盛んな先生が、冷静さを取り戻し、「そうか、言いすぎたなごめんな」と。

かなりカオスな状態でした。。。

息子の一言で、皆冷静さを取り戻す

その後私も冷静さを取り戻し、「先生、落ち着いてください。私たち親も何もしないでいた訳ではありません。担任と面談をして、今は不安定な状態なので漢字の指導はあまり細かくやらないでほしい。ひっ算も定規を使うのが今は難しいので、多めに見てほしい。と交渉はしているんです。」と伝える。

「そうですか、ならばよかった。確かに、この子は苦手なことと得意なことに差があるのでしょう。目と手の協調性が悪いからきっと字を書くとかリコーダーなどは難しいのでしょう。薬が出せないわけでもないけど、まずストレスとなっている環境を学校と交渉して調整するのが先です。イライラしてしまうのならば、その時はクラスを抜けて別室対応してもらように交渉したらいいでしょう。学校と交渉するのが親の役目です。それでもだめなら薬など別に検討しましょう」と言われました。

いろんなタイプの医師がいると思いますが、かなりアツい思いを持った先生だったのです。

医師と信頼関係を築けない場合は、他を探すべし

我が家は、初診時にかなり驚いたところはありましたが見立てと治療方針に納得できたし、私の質問にも納得できるまで応えてくれたので信頼関係を築けました。人間だから相性もあるので、合わない時は違う医師をさがすのも時には必要だと思います。

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