短時間登校開始
早速本人と話したところ、いきなり6時間学校に行くのは厳しいとのことで、はじめは2時間ずつ通うことにしました。お気づきの方その通りです、遅刻早退には必ず親の付き添いが必要です。困った。。。なので、私は1か月半仕事を休ませてもらうことにしたのです。仕事調整やその私の葛藤についてはまた別記事で。。。そしてもう一つ想定外な出来事が。しばらく学校を休ませている間母に頼んでいたのですが、孫の変貌ぶりを毎日近くで見させられたおばあちゃん(私の実母)が壊れました。ある日私が仕事から帰宅すると、泣きながら「あんた、死んじゃだめだよ。。。」と。やばい、これはかなりやばい。今まで天真爛漫でいつもにこにこしていた孫が、自分の頭や顔をたたき始める状況を間近で見させられ続けた母が、ストレスで壊れてしまったのです。。。。まずい、非常にまずい、これ以上母に頼むことはできないとやっと理解した私でした。
早速スクールカウンセラーと担任に報告です。カウンセラーさんは、授業中イライラしてしまったときは、保健室や図書室など別室で対応できるようにこちらからも担任に話しておきますと言ってくれました。担任にも受診結果を伝え、細かい漢字指導などは今はやめてほしいこと、気持ちが落ち着かなくなったら別室で対応してほしいことを伝えました。「わかりました」とのことだったので、安心して登校を始めました。しかし。。。まだ息子は様々なストレスを感じているようで、例えば授業中発言したときに、言い間違えてしまったときは自分の顔や口を叩いたり、テスト中音声チックが出てしまい、うるさかったようです。はじめは、別室でテストを受ける対応をしてくれていましたが、とうとう担任から言われてしまったのです。「音声チックがどうしても他の子にも影響がでている。別室対応も、職員がいない関係でできないので、薬で静かにさせてほしい」と。。。。これは結構私も悩みました。ます、精神科医が今までなにも症状がなくてストレスによる反応でチックが出ているだけなので、薬は不要と診断されていたからです。しかも、別室で対応できると事前に話していたにも関わらずできないといわれたときは、非常に憤りを感じました。「できるといったじゃないかー」と思いましたが、職員体制の問題でできないと言われればどうしようもないのか?と。カウンセラーさんにも相談しましたが、「そうですかー、つらいですね。○○区は遅れているんですよ、ほかの区だと、学校の別室に職員配置して、授業をオンラインで受けられる体制がある所もありますが、ここではやっていないので。」との返事。カウンセラーさんが担任と話して対応考えてくれるのかと甘い期待をしていた私はがっくり。。できるっていったじゃないか。。。と思いましたが、しょうがない。違う方法を考えることにしました。
インチュニブ開始
医師に、「担任やカウンセラーに相談しいろいろ試したが、なかなか今のままでは学校生活が難しい。このままだと友人関係も悪化してしまい、本人にとっても居場所がなくなる不安があるので、薬を検討したい」と伝えました。前回環境整備が親の役割だと強く言われたので、断られたらどうしようとやや不安でしたが、「そうでしたか、じゃまずとりあえず試しましょう。本人が楽に生活できるようにやってみよう。やめたければいつやめてもいいですよ。」と。チックもあるので、インチュニブが処方されました。眠気がかなり出るので、慣れるまで気を付けてと言われました。そして先生から。「この薬は親が手放せなくなるんですよ、これ飲むとすごく従順になる傾向があるんですよ。」と笑ってました。なんだか怖いなと思いながら帰宅。早速寝る前1錠飲む。どうなるのか?どきどき。。。続く。ちなみに日本ではチックでの処方は認められていないけど、アメリカではチックに対する処方薬はインチュニブが第一選択だと言ってました。
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