【ギフテッド2E】綺麗事では済まない育児。必要なのは息子の頑張りより「親の修行」だった

こども

「得意なことで、苦手をカバーする」

ギフテッド2Eや発達に凹凸のある子育てにおいて、これは鉄則です。我が家もこれまで、親が必死に工夫を凝らし、あの手この手でなんとか苦手をカバーしてやってきました。

しかし、学年が上がるにつれて直面する残酷な現実があります。それは、難易度が跳ね上がり、処理すべき勉強量がとてつもないボリュームになっていくということです。 正直なところ、今までの「工夫」や「やり方」だけでは、もうカバーしきれない領域に突入しつつあります。

仕事の顔と、母親の顔の埋まらないギャップ

本人の特性をしっかり踏まえて、良いところを認めていく。あとはやるべきことだけやって、親は結果を求めすぎない。

……頭ではわかっています。それが一番大事なことだということも。 でも、やはり我が子のこととなると、人間は絶対に冷静になれません。

私は仕事上、お子さんについての相談を受けたり、アドバイスをしたりする立場にあります。他人の子どものことなら、いくらでも俯瞰して「長い目で見ましょう」「特性を活かして」と冷静な正論が言えます。 しかし、いざそれが「自分の息子」のこととなると、途端に焦り、余裕がなくなり、感情が揺さぶられます。

育児のセオリーなんて、所詮は綺麗事です。綺麗事だけでは、現実の毎日は生きていけないのです。

「なんでこんな点なわけ!?」という親の絶望

現実問題として、勉強の難易度と量が上がれば、辛くても「やる量」を増やすしかありません。しかし、ただでさえ苦手なこと(処理や暗記)を増やすのは、本人にとって極めて苦痛です。

ここから先は、「まあ、苦手だけど仕方ないからやるか」というマインドをいかにして持たせるかの勝負になります。

そして、それと同時に一番大事なのが「親があまり結果を求めすぎないこと」なのですが……これが本当に、本当に難しい。

だって、こちらは仕事の疲労をどっぷり引きずりながら、帰宅して老体に鞭打って、必死の思いで一緒にテスト勉強に付き合ったわけです。 それなのに、いざ持ち帰ってきたテストの点数を見ると、

「えー!? あんなに一緒にやったのに、なんでこんな点なわけーーー!?」

と、心の中で盛大に叫んでしまいます。結果を求めるなと言われても、投資した労力(親の疲労と時間)を考えれば、リターン(点数)を期待してしまうのが人間の業というものです。

結論:これは「親の修行」である

子どもに工夫させよう、もっとやらせようと焦ってきましたが、ここへ来てようやく悟りました。

今、この過酷な2E育児を乗り切るために本当に必要なのは、「息子のさらなる頑張り」などではありません。

自分の努力に対する見返り(点数)を期待してしまうエゴを手放し、理不尽なシステムに耐え、ただ淡々と伴走し続けること。 そう、これは間違いなく「親の修行」なのです。

綺麗事では済まないこの苦行を、今日も全国の同志(親御さん)たちと共に、なんとか歯を食いしばって乗り越えていきたいと思います。

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